明治文壇の女性作家・樋口一葉の地を訪ねて
こんにちは。
ロッテシティホテル錦糸町予約担当の金子です。
最近、雨が降ったり、風が吹いたり、曇り空だったりする日が多いように感じます。これは、春になると高気圧と低気圧が日本付近を交互に通るためだそうです。薄暗く寒い日が続くこともありますが、季節は暖かな日差しが楽しめる春。お出かけするには心地いい時期です。
そこで、今回は台東区竜泉まで足を伸ばしてみました。ここは、女流作家である樋口一葉が一時住んでいた地域で、彼女の著作『たけくらべ』の舞台ともなった場所です。
ロッテシティホテル錦糸町からはJR総武線で「秋葉原」駅に行き、東京メトロ日比谷線に乗り換えて「三ノ輪」駅で下車します。10分弱ほど歩いて到着したのは、「樋口一葉記念館」。ここまで約30分です。
記念館前には「一葉記念公園」があります。一葉桜や樋口一葉にゆかりのある植物が植えられ、一葉尽くしの公園です。人力車型の滑り台が珍しいですね。
では、さっそく記念館へ。昭和36 (1961) 年に開館したここは、2006年に新しい建物に生まれ変わり新記念館となったそうです。格子の外観がモダンな雰囲気で素敵ですね^^
中に入ると、1階左手はギャラリー、そして右手にはライブラリースペースが広がっています。
『たけくらべ』をアニメで見ることができる設備もありました。文字だけでなく、こうした映像があると分かりやすいですね。しばし見入ってしまいました。
階段を登った2、3階は展示スペース。こちらには樋口一葉の作品だけでなく、彼女の生涯についてや、愛用していた机や所持品なども展示され、樋口一葉をくまなく知ることができます。
また、3階では「吉原の櫻」という錦絵の展示が開催中でした。『たけくらべ』に描かれた吉原の春を紹介するもので、どれも見事な色彩に見とれてしまいました。残念ながら、2、3階は撮影禁止でしたので、その美しさに興味のある方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
江戸の代表的な不動霊場のひとつとして、昔の書物に記されているようです。近年は航空安全の守護神として有名になったお寺ですね。
境内にはさまざまな石像などがあり、
こんなお守りもありました^^
一通り楽しんだ後、本来の目的地へと向かいます。歩道脇にひっそりと、樋口一葉旧居跡の碑が立てられていました。一葉がここで生活しながら見たり感じたりしたことが、『たけくらべ』に現れているのでしょう。そう思うと、感慨深いものがありますね。『たけくらべ』に出てくるスポットにも訪れてみたくなりました。
ここから少し歩くと吉原、そしてその先には浅草もあります。この界隈は歴史を感じながら散歩ができる絶好の場所です。みなさんも、ぜひお出かけください。