上野の森美術館 ゴッホ展に行ってきました!
こんにちは。 ロッテシティホテル錦糸町フロント担当の宇田川です。
12月に入って雨の日、寒い日なども増えましたが、お元気ですか?
今日は、上野の森美術館で開催中のゴッホ展へ行ってきました。
上野の森美術館のある「上野」駅までは、JR総武線「錦糸町」駅から、
JR京浜東北線「秋葉原」駅で乗り換えて約16分。
駅から上野の森美術館までは、徒歩約7分ほどです。
美術の歴史やゴッホについて、それほど詳しくないわたしですが
この展覧会はとてもおもしろかったです。
ゴッホは、画商や教師など、いくつかの仕事に就いた後、
神学部の受験勉強中の27歳で画家になることを決めたそうです。
彼が亡くなったのは37歳のとき。
たった10年しか活動していないんです。
でも作品数はとても多く、油絵を850点も描いています。
そして、10年の間で、絵の雰囲気がどんどん変わってるんです。
絵を志すのが遅かった彼は、いろんな人のもとで学んで、素直に指摘を受け入れて
ゴッホ独自の絵を描くようになったそうです。
影響を与えた画家さんの絵も並んで展示されているので、
「この人の影響受けたんだー」と想像しながら楽しめますよ♪
会場には、ゴッホから弟のテオに送った手紙の文章も展示されています。
心境や、環境が変わるごとに変化していくゴッホの絵が楽しいです^ ^
ゴッホは、オランダのハーグ派と呼ばれる人たちのもとで絵を描き始めました。
この時期のゴッホの作品は、わたしが知っているゴッホとは違ってとても暗いです。
絵を描き始めて5年目の「ジャガイモを食べる人々」がこの時期の代表作。
ポスターの右側、少し暗い白黒の絵です。
モデルの前で絵を描くことや、
日常をありのままに描くことが、この時期のテーマだったそうです。
その後、ゴッホは弟のテオを頼ってパリに行きます。
パリでゴッホが影響を受けたのがモンティセリ。
鮮やかな色彩を、たっぷり厚く塗った絵の具で表現する画家です。
ゴッホは、テオへの手紙に、こう書いていたそうです。
「モンティセリは、ひとつの画面上で広範囲にわたる色階が完璧に調和をとれるように、時々花束を描いた。そのような色彩のオーケストラを他に探すなら、ドラクロワまで遡らなければならない。」
そのモンティセリの影響を受けている作品が、この「花瓶の花」です。
とても鮮やかになっててびっくりしますね^ ^
パリに2年住んだ後、ゴーギャンと南フランスのアルルで共同生活を始めます。
南フランスで描かれた絵は鮮やかで元気になる色使い♪
その後、神経を病んだ彼は自分の耳を切り落として
アルルの近くのサンレミという町で静養します。
この時期にはミレーという画家の作品を模写したり、
これまでの作品を描き直したりしていました。
落ち着いた色も使うようになり、描かれたのが代表作の一つ「二本の糸杉」です。
この絵を描いた1年後に彼は亡くなりました。
亡くなる2ヶ月ほど前に描いた作品「薔薇」まで辿ると、
まるで映画を観たように彼の一生を感じられます。
見ごたえたっぷりな「ゴッホ展」、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。