旬の花を楽しむ 上野散歩
こんにちは。
ロッテシティホテル錦糸町フロント担当の加納です。
春になり、風物詩である桜の時期は終わりましたが、
自然界ではたくさんの花が咲き誇る季節です。
そこで、今月は近隣にある“花スポット”をご紹介させていただきます。
今回は上野東照宮の一画にある「上野・東照宮 ぼたん園」がオープンしたので、
訪れてみました。
ロッテシティホテル錦糸町からJR総武線で「秋葉原」に行き、
山手線に乗り換えて「上野」で下車。ここまで約13分です。
改札を出るとすぐに上野恩賜公園の入口があります。
ここには美術館や動物園などさまざまな施設がそろうため、
赤ちゃんからご年配の方まで、また海外からのお客様など、
たくさんの人がそれぞれの目的に向かって歩いていました。
公園の中ほどまで行くと、見えてきました!
「上野東照宮」です。
ぼたん園のノボリが目印になっているので、
迷うことなくとっても分かりやすかったです。
東照宮の鳥居のそばには、昔ながらの食堂もあり、
昔懐かしい雰囲気を漂わせていました。
先に進んで、朱色がかった門をくぐり、まずは東照宮に立ち寄ってみることに。
すると、五重塔が右手に見えました。
日本情緒たっぷりですね^^
写生をしている方もいましたよ。
そして、奥には上野東照宮の唐門があります。
門の両脇には、日光東照宮にある「眠り猫」でも有名な
左甚五郎(ひだりじんごろう)作の昇り龍と降り龍。
とても精巧で、色も鮮やか!
昔の方のアートは絶大な美しさを誇っていますね。
東照宮といえば、日光が有名ですが、こちらも同様に徳川家康公を祀る神社です。
こちらの現存する社殿は1651年(慶安4年)に三代将軍・徳川家光公が造営替えしたもの。
歴史に残るさまざまな災害を免れ、その当時のものが残っているのです。
偉大なパワーを感じずにいられませんでした。
この唐門の中も参拝できます。
それは次回の楽しみにして、ぼたん苑へと参道を戻って進み、
可愛らしい入り口に到着しました。
では、さっそく中へ。
そこには、「美」で染まった日本が広がっていました!
気持ちが高鳴ります。
道順に沿って進むと、よしずが屋根代わりになった花壇があり、
たくさんの番傘が開いていました。
そのもとには大きな花を咲かせるぼたんが・・!
薄く大きな花びらは風が吹くと、ゆらゆらとなびき、
その姿はまるで優美な女性のようです。
とっても綺麗です。色も豊富で、ずっと見ていたい気分になりました^^
ところで、番傘はなんのためにあるのでしょうか?
私は「演出」と思いましたが、実は日よけの役割だそうです。
ぼたんも人と同じで、直射日光に当たりすぎると疲れてしまうとのこと。
日本風情を高めつつも、機能性も兼ねている番傘、
なかなか考え抜かれた「演出」だと思いました。
あまりの優雅さに、ここにいると句でも嗜んでみようかと思えてきます。
そうした方が多いのか、俳句を書くコーナーもあり、
来園したみなさんの思いが綴られていました。
苑内には、まだ蕾の花もたくさんあります。
これから見応えのある時期になるのですね^^
最後は、先ほど見た五重塔を向こう側に見る日本庭園が作られています。
どこまでも「日本」尽くし。大満足しました^^
春と冬に開かれるぼたん苑。
今回の満開の時期はこれからのようです。
みなさんの訪れを待ってくれているのかもしれませんね。
ぜひ足を運び、ぼたん、そして日本の風情に触れてみてはいかがですか?